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みんなが科学を好きになるのがいいのかというと、それもちょっと違うと思うんです。逆説的ですが「私は科学が嫌い」と言えるようになることも必要なんじゃないかと。たとえば、私はヘビメタは嫌いだけどクラシックは好きとか、サッカーは嫌いだけど野球は好きとか、みんないろんな分野について好き嫌いを表明するでしょう。「嫌い」というのは食わず嫌いじゃなくて、何らかの理由がある「嫌い」。そういう普通の好き嫌いを今、科学についてはほとんど誰も言わない。
「科学が嫌い」だと言ってる人に対してこういう「科学的」なアプローチをとることがそもそも無理がある。科学が嫌いだと言ってる連中のほとんどは「嫌い」なのではなく「苦手」なのであって、「苦手」なものを押し付けられるのが「嫌い」なのだ。そういう発想に...